ニートになりました
本当にお久しぶりになってしまった池田です。
別にネタがあって書き始めたわけでは無いので支離滅裂になっても許してください。
ニートになりました。アツいタイトル回収。
大学を4月に卒業して就職していなかった僕はそのままアルバイトを続けていました。元々はamazonの配達やってたんだけど、店自体は新聞店です。amazonは委託されてやってるだけでそのためのバイトとして僕が雇われてたわけですが、元々わりかし年齢高めの従業員が多くかつ人も少ない店でした。僕が新聞を配り始めるのも時間の問題だったのでしょうね、大学卒業しても続けますって言っちゃってたし。
新聞配達は朝と夕の2回あるわけですが、僕は朝だけって話でした。余談ですが働き始めた時は新聞はやることないよって言われてたんですけどね。「話が違う」って地団駄踏んだりしてたら変わってたのでしょうかね。
朝と言っても出勤時間が2時なので深夜です。終わりは早くて5時半、遅くて6時半ぐらいだったかな。
最初は余裕だと思ってたんだけど、体の方は大丈夫でもメンタルがやられまくっていきました。
配達先はリストみたいになってて持っていけるサイズのものがあるんですが、毎度毎度それをみながら配ってると日が暮れるもとい日が昇るわけです。だから最初は仕方なくてもあとになってくるともう何も見ずに配達できるようになるんです。
ただたまに入れ忘れ(不着と言います)があるんですね。これをしないように気をつけながら配達するということを3時間ずっと続けるのがどうやら僕にはしんどかったようです。
それにも慣れてきた頃には今度は雨で新聞が濡れてしまった時の絶望感があります。
新聞自体は大量に店に届いて余りの方が多いくらいなんだけど、新聞に挟むチラシは1、2部程度しか余りがありません。もっと言えば日によって配る配らないがあるところもあるので、余りはないなんてこともザラです。今思えば多めに組んでおいて貰えばよかったんですけど、僕が担当していた区域を僕だけが配るわけではなかったのであまり僕の都合で勝手なことはしない方がいいなぁと思ってしていませんでした。
雨の時には1部ずつ機械でビニールに入れていくんですけど、このビニールがとにかく薄い。コン○ームかと思うくらい薄い。僕が雨の時にビニールに入れて配達した時に1部も破れていなかったことは一度もありませんでした。そのくらい破れやすいんです。他の人はどうしてるんだろうと盗み見ようとしても自分のチラシ組む作業もあるからそんな余裕ないし、聞くのは迷惑だろうと結局ほぼ我流でどうにかできないかとやってきましたが、なにしろ毎回が本番なので試行錯誤なんてできないのです。もし足りなくなったら一度店に戻ってまた届けに行ってってやることになるので帰りが遅くなるし、もうとにかく早く帰って寝たい僕は保守的な策に落ち着くこととなりました。
結果として早く寝たいし失敗もしたくなかった僕はとにかく怯えながら、ある種何かに祈りながら配達をしていました。そういう精神に対するダメージが蓄積した結果、僕はニートになることを選んだわけです。本当に人生追い込まれない限りは二度と新聞配達をやることはないと思います。
そもそも雇用契約書みたいなものもなく口約束だけで始まったアルバイトだったわけで、辞める時も淡白でした。腹いせにこないだ給料受け取りに行った時に待ち時間でタバコバカバカ吸ってやりました。
長くなったけど以上が僕がニートになるまでの経緯と心情です。
いろんな人に言ってるように年内はニートをやっていくつもりだし、年が明けたらバイトしようとは思ってます。
ただなんか周りが優しすぎるんですよね。ニートに対する風当たりってもっと強いものだと思ってたんだけどなぁなんてことも考えます。
もっと音楽にのめりこめると思ってたんだけど、やっぱり好きじゃないのかなとか考えちゃいます。
考える時間と寝る時間だけはたくさんあるので、たくさん考えてたくさん寝てます。考える内容はしょうもないことばかりですけども。
それとよく夢を見るようになりました。
人に会う夢、女の子とデートする夢、もうちょいやらしい夢、大学に行く夢、SF的な夢、好きだった子との思い出を追体験する夢、怖い夢、悲しい夢、その他諸々。
起きて泣いてることもありました。内容を覚えてることも覚えてないこともありました。もちろん夢を見ないこともたくさんありました。
バイトだけしていた頃も日々の変化は少なかったけど、それ以上に今は何もないです。学校に通っていた頃に耳がタコになる程聞かされてきた「大人になった時に苦労する」瞬間はきっと今なんじゃないかとか考えてます。もっと酷い未来が待っているようなそんな気すらします。
ニートだからクズなのではなく、ニートで何もしていないからクズなのだと、今理解しました。
夢はあってもそこに至るための希望はありません。
まだ若いと言われているうちに何かを始めなければ、右肩下がりの人生になるのだと、もうすぐ若くなくなる今頃気づきました。自らをおじさんだと自虐できるのはそれなりに頑張ってきた人だけです。頑張ってこなかった人間が言うそれはもはや自傷行為なんじゃないかと思います。
友達が1人もいなくなる前に何かを始めたいと思います。死ぬ時に1人は少し怖くなりました。