拾ったばかりの無骨な武器
そう見えるように仕上げたかったんだ
白いキャンバスに見えるように上から白を塗りたくったんだ
馬鹿になりたかった
純粋でまっすぐな大馬鹿に
加減を知らずにやり過ぎていつの間にか
偉業を成し遂げるような常識の通じない愚か者で
それが転じて天賦の際で
半端な頭も肩書きもやる気も志も愛情も友情も
それをいらないと言えない僕が嫌い
「ごめん」に「いいよ」が返ることも分からないふりをして尋ねて
知ってる答えをもらうまで僕は見ずに聞かずにいる
使い古しのガラクタでできた僕の武器
脆くはないぜ今ならば
先は丸くても捻くれてても
醜く刺されよ
この声だけは
https://youtu.be/HICP2AKj5Y4